使っているサーバのCPUが「何コア?」で、「ハイパースレッドはあるのか?」、「キャッシュサイズは?」、「仮想化対応しているか?」といった、スペック情報を知りたい場合に使える方法として/proc/cpuinfoを確認するという方法以外にlscpuというコマンドもあります。 /proc/cpuinfoは結構誤解が大きかったりわかりにくい情報もあるのですが、lscpuは解り易い出力が便利です。
以下にlscpuの出力を表示します。
$ lscpu
Architecture: x86_64
CPU op-mode(s): 32-bit, 64-bit
Byte Order: Little Endian
CPU(s): 1
On-line CPU(s) list: 0
コアあたりのスレッド数: 1
ソケットあたりのコア数: 1
CPUソケット数: 1
NUMAノード: 1
ベンダーID: GenuineIntel
CPUファミリー: 6
モデル: 42
ステッピング: 7
CPU MHz: 2791.109
BogoMIPS: 5582.21
L1d キャッシュ: 32K
L1i キャッシュ: 32K
L2 キャッシュ: 256K
L3 キャッシュ: 4096K
NUMA node0 CPU(s): 0
CPUコアの数やハイパースレッドの正確な情報が、以下の部分で解るのは便利です。
コアあたりのスレッド数: 1
ソケットあたりのコア数: 1
CPUソケット数: 1
また、キャッシュサイズもL1~L3それぞれのサイズなどを表示してくれるのも解り易くてよいです。
L1d キャッシュ: 32K
L1i キャッシュ: 32K
L2 キャッシュ: 256K
L3 キャッシュ: 4096K
このあたり、/proc/cpuinfoでは詳細に表示できませんでした。
ちなみにCentOS 6系のman lscpuを確認すると以下のようなバグがあるという表示があるので、その点は注意が必要そうです。
BUGS
The basic overview about CPU family, model, etc. is always based on the first CPU only.
Sometimes in Xen Dom0 kernel reports wrong data.