特定のプロセスをまとめて停止する (killall)

killallコマンドで大量に動作している同じプログラムのプロセスをまとめて削除することができます。 使い方はほぼpkillと同じで、プロセス名で停止する対象を指定できます。

試しにsleepプロセスをまとめて止めてみます。 別コンソールからsleepを複数起動しておきます。

$ sleep 100 &
[1] 6503
$ sleep 100 &
[2] 6504
$ sleep 100 &
[3] 6505
$ ps aux | grep sleep | grep -v grep
user1         6505   0.0  0.0  2432764    476 s002  S     8:26AM   0:00.00 sleep 100
user1         6504   0.0  0.0  2432764    476 s002  S     8:26AM   0:00.00 sleep 100
user1         6503   0.0  0.0  2432764    476 s002  S     8:26AM   0:00.00 sleep 100

3つのsleepプロセスが動いています。これを停止させるには、

$ killall -9 sleep
[1]   Killed: 9               sleep 100
[2]-  Killed: 9               sleep 100
[3]+  Killed: 9               sleep 100
$ ps aux | grep sleep | grep -v grep
（何も表示されない）

killallでは、基本的にプロセス名がマッチすればすべて停止させますが、 uオプションでユーザに属するプロセスに制限したり、tオプションでttyを制限したりできます。

• 運用にかかわるコマンド
• ファイルを探す (find)
• マウントしたインストールDVDに対してyumをおこなう (yum)
• CD/DVD/ISOファイルのマウント (mount, umount)
• プロセス名を指定してプロセスIDを取得する。 (pgrep)
• ddによるLinuxディスクのバックアップ (dd)
• 複数のサーバマシンに連続してコマンドを実行する (dsh)
• サーバの稼働時間を見る方法 (uptime)
• 環境変数を一時的に変更してプログラムを実行する (env)
• コマンドに別名をつける (alias, unalias)
• 定期的に状態を監視する (watch)
• バイナリデータの表示 (xxd)
• バイナリファイルを閲覧・編集する (vi, xxd)
• 特定のプロセスをまとめて停止する (killall)
• ファイズの大きいファイルを特定する (du, find, sort)
• ファイルやディレクトリを差分バックアップする (rsync)
• rsyncで帯域制限をかける (rsync bwlimit)
• プロセス名を指定してプロセスをkillする (pkill)
• zip形式で圧縮および解凍 (zip, unzip)